我が家には炊飯器がありません。
ご飯を食べるときは、土鍋でお米を炊きます。
この土鍋、実は私が独身のころから使っていたもの。
以前長期の出張をした際、宿泊していたウィークリーマンションに炊飯器が無く、ある日どうしても炊きたての白ご飯が食べたくなって、ホームセンターで1,500円くらいで買ったのです。
安いものですが、炊飯用の3号炊き土鍋ということで、蓋は二重蓋になっていますし、これくらいの値段のものなら、まあ割れてもいいかと結構乱暴に扱えるのも気に入っています。
フチが少し欠けていますが、1年以上使っている頑丈な土鍋です。
土鍋を使ってご飯を炊く方法については、いろいろと試行錯誤をしながら探求してきたのですが、美味しく、効率的に、炊き方によって味や炊き加減にムラがでないように、ということを追求してきた結果、今は自己流のオリジナルな炊き方で土鍋ご飯を炊いています。
ネットで「土鍋ご飯の炊き方」というキーワードを検索しても、この方法はあまり出てこないのですが、以前たまたま見ていたテレビ番組に出ていた料理人が、似たような炊き方をしていたので、間違ったやり方ではないと思います。
それでは、「俺流!土鍋ご飯の炊き方」を紹介していきます。
失敗しない土鍋ご飯の炊き方
1,お米を量って土鍋に入れます。
普通に食べたい分量のお米をカップで計量します。
2,お米を研いで、お米と同量の水を土鍋に入れます。
米と同量の水とは、お米1カップなら水も1カップというような感じですね。
※本来ならここで30分ほど水に浸しておくべきなのですが。。あまり気にしなくてもまあOK。
3,蓋をせず、最大火力の強火で火にかけます。
ここがポイントです!
通常の炊き方では蓋をして火にかけるんですよね。
蓋をしないメリットについては後ほど解説します。
4,3分ほどでグツグツ沸騰しますので、火力を最も弱い弱火にします。
5,蓋をして、キッチンタイマーをセットします。(今回は18分)
この時セットする時間は、ご使用のコンロの火力などによって調整してください。
一般的には、12分ほどで普通に美味しく炊きあがります。
我が家の場合の目安は、
15分ほど炊きあげるのが好みです。
18分だと、軽くおこげができる程度です。
19分以上になると、しっかりおこげができますが、鍋底におこげがこびりつくので洗うのが大変になります。
6,タイマーがなったら火を止め蒸らします。
鍋はそのままにしてしばらく蒸らします。
蒸らし時間は最低5分は欲しいです。
できれば10分から15分ほど蒸らした方が美味しくなると思います。
7,完成!蒸らし時間が経過したら蓋を取ります。
お茶碗に盛りつけて出来上がり!
この炊き方のポイント
この炊き方の最大のポイントは、上記の3番。
蓋をせずに、最大火力で火にかけるというところです。
一般的な炊き方の説明では、「蓋をして火にかける」、となっています。
大体の場合、「蓋をして中火で◯分、沸騰したら弱火にして◯分間火にかけます」
というような説明になっているんですね。
ですが、この「沸騰したら」というのが案外クセモノで、沸騰したタイミングがこの方法では分かりにくいのです。
蓋がカタカタ鳴り始めた時点なのか、それとも湯気が勢い良く出始めた時点なのか。
さらに中火というのも分かりにくいですし、沸騰したタイミングを見ていないと、お湯が吹きこぼれることもあります。
なので、蓋をして火にかけるこの方法では、経験や勘といった感覚値に頼ることになって、炊き加減にムラが出やすいのです。
それに対して、蓋をしない炊き方では、
- 最大の強火という一定した火力の分かりやすさ。
- お湯がグツグツしたら沸騰という、誰にでも分かりやすい変化を目で確認することで、沸騰のタイミングが分かる。
- 沸騰しても吹きこぼれることが無いので、沸騰するまでそれほど気を配る必要がない。
というような利点があります。
もちろん、従来の蓋をした炊き方も、それほど難しいことではないのですが、やはり火加減など気を使ってしまいます。
個人的には、蓋をしない炊き方に変えて、ご飯を炊くのがかなり楽になったという感覚があります。
最近土鍋でご飯炊くの面倒になってきた、という方は、ぜひ一度試してみてください!
↓普通の鍋でのご飯の炊き方も記事にしました。
https://www.sodateru-blog.com/entry/nabe-gohan/
↓私が使っている土鍋です。