『豊麗 司牡丹』を飲んだ感想。スッキリした切れ味とフルーティーな芳醇さが素晴らしい高知の日本酒

高知県高岡郡佐川町の司牡丹酒造の銘酒「豊麗 司牡丹」を飲みました。

僕はふだんはあまり日本酒は飲まないのですが、なぜ日本酒を、しかも高知の日本酒を飲んだのかという理由はこちらの記事に書きました。

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安倍夜郎さんと左古文男さんが書いた高知の幡多地方の食を紹介する『四万十食堂』という本を読んでいたら、どうにもたまらなくなって、カツオのたたきと土佐の酒で一杯やりたくなったというわけです。

 

さいたま市の自宅近くのスーパーに行ったら、高知の日本酒も何種類か取り扱っていたので、その中から直感的に美味そうだと思った「豊麗 司牡丹」を購入。

カツオのたたきと一緒に晩酌をして飲みましたので、味の感想を書いておきます。

 

 

「豊麗 司牡丹」を飲んだ感想

「豊麗 司牡丹」は、こんな感じの包装で包まれています。「他の酒とは一味違うぞ」という高級感のある雰囲気を醸し出していますよね。

 

包装を外した状態のラベル。

 

原材料は米と米こうじ。精米歩合は65%です。

 

スッキリさと芳醇さの上品なハーモニー

瓶のフタを開けると、さっぱりとした軽やかな香りを感じます。

 

実際に飲んでみると、高知の日本酒らしいスッキリした切れ味の辛口なのですが、同時にフルーティーな芳醇さも感じます。

スッキリした切れ味とフルーティーな芳醇さが合わさって上品なハーモニーを奏でているという感じですね。

すごく飲みやすくて、油断しているとグイグイいっちゃいそうです。

 

「豊麗 司牡丹」の仕込み水には、全国でトップクラスの清流といわれる仁淀川水系の極軟水の湧水を利用しているそうです。なめらかで飲みやすいのは、やはり良い水を使っているからなんでしょうね。

 

この日はカツオのたたきと合わせて飲みました。やっぱり土佐の酒はカツオとあいますね!

 

吉田茂をうならせた銘酒

「豊麗 司牡丹」には、高知にゆかりのある人物である、吉田茂とのちょっとしたエピソードがあるそうです。

吉田茂は、高知の宿毛の出身である竹内綱の子。国会議員になるときは高知県の選挙区から立候補した、高知とゆかりの深い人物です。

吉田茂はワンマン宰相というあだ名がつくだけあって口も悪かったようで、高知県から出馬する際、「土佐の酒はまずいからよい酒を東京から持っていこう」と言っていたそう。

ですが、この「豊麗 司牡丹」をすすめられて飲むと、吉田茂も自分の認識が間違っていたことを認め、このお酒を愛飲するようになったそうです。

「豊麗 司牡丹」のラベルや瓶は、吉田茂が飲んでいた頃とほとんど変わっていないそうですよ。

 

おわりに

以上、「豊麗 司牡丹」の紹介と飲んだ感想を書きました。

本文に書いたように、さっぱりとして、かつ豊かな風味もあってすごく美味しいお酒でした。

クセがないので、たぶん誰が飲んでも美味しいというタイプのお酒だと思います。

オススメのお酒です。ぜひ参考にしてみてください。